ノロウイルスから施設を守るために!         


厚生労働省からの情報では、ノロウイルスによる食中毒は、食材に由来するものは
発生件数の約2割に過ぎず、多くは調理・配膳などに携わった従事者由来とされて
います。

ノロウイルスを体に抱えている従事者が、用便後の手洗いをしっかり行わずに業務に
入ったときに食品を汚染してしまう経路がもっとも疑われます。

ノロウイルスは感染力が高く、また、感染していても症状の出ない「不顕性感染」もあることから、「ノロウイルスを対象とした検便」と、ノロウイルス残存を調べる目的で 「ノロウイルスふきとり検査」を合わせてご検討ください。

また、日常においては改めて、手洗いを徹底するとともに、次亜塩素酸ナトリウムやノロウイルスに有効なアルコール製剤を用いて調理器具や施設内を消毒するなど、対策をしましょう。

従業員の健康管理のために 
 検便で検査:リアルタイムPCR法で検査します。感染していても症状の出ない
      「不顕性感染者」を見つけ、感染が広がるのを防ぎます。      


施設の衛生管理のために 
 「ふきとり」で検査:共有のトイレ(便座周り、ドアノブ、手洗い場) 
            調理場内(冷蔵庫取手、蛇口)
            従事者の手・指 など
 綿棒でふきとってノロウイルスの汚染の有無を調べます。